1158571ygu Publish time 2014-09-27 16:39:18

「今朝のシチューでグラタンを作りました」

10 昼寝してから直談判
 起きた。さーて、早速独立宣言の布石として……ちくしょう! なにもかんがえてねえ!
 自分にむかっ腹を立て、俺は布団の上においてあったクマさんのぬいぐるみに当たり散らすように、慟哭《どうこく》のあくびを流し、強く布団を握りしめた,クロエ 財布。羽毛の布団はただ柔らかくなんの反応も示さない,シーバイクロエ。俺は強く布団を引っ張り、起き上がった体を欲望の衝動で覆い包む。
 俺は、なんて無力なんだ。悲しみとあくびと共に目尻に涙が溜まる。そして俺は深い混濁《こんだく》の世界へ……。
「ご主人様ー、おはようございます」
 瑠璃ぽんの声だ、なんで彼女はあんなに元気なのだろう。まだ4時間しか寝てないぜ。もしかしてロボット? そうか、だからあんなに可愛いのか,クロエ 新作。いいぜ、別に。でも俺はもうちょっと彼女の困り顔が本物だって思いたかったな,シーバイクロエ。
「俺には五人の四つ子がいてな、そいつらはみんな孤独なんだ」
「ねぼけてます?」
「一四三回素数を数えるんだ」
「え……〇八二三《おやすみ》なさいって……今朝ですよ!」
 計算はええ! やっぱロボットだ,シーバイクロエ! 絶対ロボットだ! ノリツッコミロボットだ! こんなくだらないロボット初めて見た,クロエ バッグ ショルダー。
「やっぱ瑠璃ぽんすげえや……」
「私はジトーと貴方が目覚めるまで見つめていますよ。エーユーエーゼット」
 な、難問? 恐らくっていうかほぼアルファベット並べ替えだよな……ジト目? この場合、おはようございますっていうのが予想できるけど……,see by chloe。
「おはようございます……」
「ジトー……」
「え、何。俺間違えた?」
「いえ、正解です。アイム、グーハスユーですよ」
 わけわかんねええ! 英語振られても困る,chloe バッグ。
「だろうね、きみはおちゃめさんみたいだ」
「あ、適当に答えましたね? 棒読みになってますよ」
 もういい、ロボット説は晴れた。くそっ、氷崎《ひざき》があと三百年続けば言語統一出来たのにな。
「朝食は,シーバイクロエ?」
「もうお昼ですよ」
「昼食は?」
「今朝のシチューでグラタンを作りました」
「なにその家庭的な感じ、可愛すぎる」
「いえいえそれ程でもありませんよ」
「褒められるのにこなれてるな……,see by chloe!」
「はい」
 清々しい、こんな言葉遊びが人間の素晴らしいところだ。ロボットには言葉を校正する能力はあっても、言葉を無駄にする力はないのだ。
 あー面白い。グラタン食って寝ようっと。
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